イスラム教の国に住むという事
こんにちは、なぐもさむです。
ご存じかもしれませんが、ここマレーシアはイスラム教の国です。
普段日本にいるときは、ほとんどムスリムに接することがない人がほとんどだと思います。だけど多民族かつ多宗教国家ですから日本人でもそれほど苦労させられることはありませんが、イスラム教徒が多数派であるのは変わりません。現地で働けば、必ずオフィスにムスリムはいるはずです。
だから、ムスリムと接する機会が今まで少なかった日本人には、最初に現地の習慣に合わせるのは、ムスリムへどう接するのかという事になると思います。
■1日に5回のお祈り
もし家の近くにモスクがあれば、まだ夜が明けない朝6時前から大音量でコーランが聞こえてくる事でしょう。これはマレーシア以外でも同じだと思います。慣れない頃は毎日コーランで起こされるでしょうね。
マレーシアではどこに行ってもお祈りの部屋(男女別)はあります。オフィスはもちろん、空港や駅やショッピングモールにもどこでもあります。手足を洗うスペースも必要ですから、結構スペースを必要としますよね。
お祈りの時間は決まってはいますが、その時間ぴったりにやらないといけないとまで厳格ではありません。何時から何時までの間にお祈りすれば大丈夫との事です。ただ、金曜日は礼拝日なので、午後は男性のみ長いお祈りがあります。ですので、役所関係だと金曜午後は昼休みが2時間になります。私の会社だとムスリムの男性のみ金曜の昼休みは2時間になります。
■ハラールの食事
ムスリムが豚肉を食べないのは有名な話かもしれません。その他にも細かいルールがありますが、ムスリムは基本的にハラール認証を受けた物しか食べません。
だから、多くのレストランではPork Freeをうたってハラール対応をアピールしています。もちろん、豚が欠かせない中華系のレストランだとそれは別ですね。それでもそれは少数派。多くのレストランは豚肉を出さずに、鶏肉をメインにしています。ただ、東南アジアは鶏肉がすごく美味しいです。日本より安いのに美味しいですから、日本に帰っても普通の鶏肉は食べる気にならないですね(笑)
ちなみに、ムスリムといっても色んな人がいます。海外で豚肉や酒を覚えたので、マレーシアでもこっそり食べる人はいますね。私もムスリムの知り合いとこっそり韓国料理店でサムギョプサル食べたことあります(笑)
■多様性を受け入れる?
いわゆる先進国でムスリムが多数派の国がない事からも言えるかもしれませんが、これって非効率的ですよね。そして非ムスリムにはどうしても仕事のしわ寄せは来ますよね。。。でも誰かがそれをカバーする必要があるのです。これを受け入れるのが多様性を受け入れるって事なんだと思います。