マレーシアからの手紙

フラフラさまよって生きるうちに日本を離れ、マレーシアはクアラルンプールへ流れ着いたアラフォーの中年男。ここでは情報をまとめるというよりも、日常生活を徒然と書こうと思います。

「だます」のか「ビジネス」なのか。

こんにちは、なぐもさむです。

 

■これ安すぎじゃね?

この前の週末、よく会う華人の友人数人とお茶している時のこと。

「iPhone5使ってないでしょ?ならRM500で俺に売ってくれない?姪っ子が欲しがっていてさぁ。他の友達はRM300で売ってくれたよ!」とその中の一人に言われました。

私はiPhone6を使っているので、前使っていたiPhone5は現在宙に浮いている状態です。色は白で32GB。マレーシアで買ったので、もちろんSIMフリーになります。

当然彼はその事を知っているので、私にこんな事を言ってきたわけです。

確かに自分も近いうちに売ろうかどうしようか考えてたところでした。でも、本当にその値段でいいのか?と思ったので、話しながらiPhoneでオークションサイトで調べてみましたが。。。

iPhone5なら、32GBでもだいたいRM1000くらい、16GBでもRM700でした。とすると、買取業者に持っていってもRM500-700くらいでしょうか。法外な安さではないけど、それならオークションで売った方がベターだよなぁ。。。

妥当な価格でもその場では保留するつもりだったし、日本から家族が来たときに使ってもらうから必要って事で断りました。それでも粘ってきたから、よっぽどこれで売ってお金儲けしたかったんでしょうね。基本いいヤツなんですが、外国人だから相場分からないだろうし安く買おうという感じもあったのは、正直いい気分ではありませんね。しかも手口としては杜撰だし(笑)

■外国人価格?

でも、こういうのってだますわけじゃない、割と普通の感覚でやっているのかもしれません。まだこの国は、観光地の入場券は外国人価格が大っぴらにまかり通っています。かの有名なツインタワーの展望台ですが、ローカルの大人はRM26.50、外国人の大人はRM84.80になります。3倍以上も違うわけです。外国人は日本円で¥2000以上だから、東京スカイツリーとほぼ同じな法外な価格ですね。

また、マレーシアで最初と次の部屋を探す時に知り合いの華人のエージェントに頼みましたけど、コミッションがローカルの3倍以上取られてましたね。家賃も相場よりRM300くらい多めでした。知り合いだから安心していましたが、間違いなく大家ともグルだったんでしょうね。。。今は相場が分かりましたから大丈夫ですが、当時はそれを知らないで当たり前のように払ってました。

まぁ確かに日本とマレーシアではまだ大きく所得格差があります。世界がフラットになりつつあるとはいえ、先進国の人間というだけでお金を持っているのは事実です。安く仕入れて高く売る、そして金を持っている人間から稼ぐのがビジネスといえばそうなわけですが、友人関係にもそれを持ち込むなんて!と思うのは、私もまだまだお人好しな日本人なんでしょうね。

ただ、それはスモールビジネスを多くの人がやっているのが当たり前とも言えるわけです。だまされた!なんて思うよりも、せっかくだからこの環境を生かして勉強してみたいですね。