マレーシアからの手紙

フラフラさまよって生きるうちに日本を離れ、マレーシアはクアラルンプールへ流れ着いたアラフォーの中年男。ここでは情報をまとめるというよりも、日常生活を徒然と書こうと思います。

多民族国家マレーシアの印象:中華系編

こんにちは、なぐもさむです。

 

昨日に続いて、今日は中華系について書いてみようと思います。

■中華系:一番馴染みやすいけど、実はクセがある?

日本にいるとなかなかイメージが沸きませんが、実は東南アジアは中華系が多いところです。一番多いシンガポールでは多数派ですが、その他の国では少数派。それでもマレーシアはシンガポールの次に多いので、人口の3割くらいを占めるようです。

前回書いたブミプトラ政策の事もあるので、マレー系以外は色々なハンデを背負う事になります。となると国は当てにできないので、当てにするのは血縁とお金だけ、という典型的な中華系へのイメージができあがりますが、かなり当てはまると思います。

私のローカル友人は多くが中華系ですが、お金持ちな人は多いです。相続税がない事もありますから日本人の想像を超えたお金持ちの人はたくさんいますが、その多くは中華系です。ビジネスを起こす人も多く、そうでなくても投資などでお金を増やす事は積極的です。

とここまで書いてると、中華系の人ってなんだか敷居が高くてとっつきにくいように感じるかもしれません。しかしこれは断言できますが、日本人がマレーシア人で一番付き合いやすいのは中華系です。なんと言っても、肌の色や食べ物の趣向が近いのは大きいです。マレー系はムスリムですから同じ食べ物は食べられない場合もありますし、好みも全然違います。(インド系も同様)

ただ特にクアラルンプールのような都会だと、給料で値踏みしてくる人はたまにいます。私も初対面で「キミ給料はいくらもらってるの?」と聞かれたことは2回ありますね。。。

なかにはハイクラスじゃない人間(主にマレーシア人)は露骨に見下している人もいます。そういう人って私のような日本人とか外国人にはすごく優しいんですけど。。。正直なんだかなぁと思ってしまいます。

それでも、基本的には一度仲良くなるとかなり面倒見はいい人たちです。また、日本の食べ物や漫画が日常的な人も多いので、すごく親日的です。中国大陸のイメージのような反日的な人はほとんどいないですね。むしろ、彼らの方がよっぽど中国の事はよく思ってないくらい。

彼らの独立独歩を目指す人生やお金への考え方は、学べるところがたくさんあります。いわゆるいい人でない人もいますが、マレーシアにいらしたらぜひ中華系の人とも交流を持ってもらいたいなと思います。