マレーシアからの手紙

フラフラさまよって生きるうちに日本を離れ、マレーシアはクアラルンプールへ流れ着いたアラフォーの中年男。ここでは情報をまとめるというよりも、日常生活を徒然と書こうと思います。

多民族国家マレーシアの印象:マレー系編

こんにちは、なぐもさむです。

 

日本からすると、東南アジアでも今ひとつ地味なマレーシア。しかも日本は多くの人口を日本人が占めており、肌の違う色の人や外国人は東京でさえ身近とは言えないと思います。

そのせいか、マレーシアが多民族国家である事はあまり知られていないような気がします。もっとも多数派であるマレー系、都市部に多い中華系とインド系、の3民族で主に構成されています。

この3民族はそれぞれ個性が全然違うので、それぞれあまり混じり合わずに独自の世界や文化が守られているのもマレーシアの大きな特徴だと思います。(逆に隣のタイは中華系との混血も多くて文化もミックスされていますね。)そこでこの3民族を通して、日本人から見たマレーシアの印象を書いてみようと思います。

■マレー系:多数派だけどわりと地味な感じ?

マレー系は元々の土着の人たちですから、マレーシアでも一番の多数派です。全体の人口の6-7割くらいだったような。

ただ私が住むクアラルンプールなど都市部は中華系やインド系が多いので、そこまでマレー系がたくさんいる印象はないです。(クアラトレンガヌやクアンタンなどマレー半島東側はほとんどマレー系のようです。)

イメージとしては南国らしいのんびりした温厚な人が多そうですが、それでほぼ間違いないと思います。ただその分、仕事を頑張るというより自由気ままに生きる人が多い感じなのは否めない気がします。そのせいか、マレー系は公務員とかインフラ系とかの安定した企業以外だと、職場でも多数派でなく目立つ存在ではないような。。。(私の所属する会社だと中華系やインド系のほうが多いですね。)

あと、マレーシア政府がマレー系を優遇するブミプトラ政策を続けているため、中華系やインド系は常に不満を抱いてるようですね。それぞれ仲が良いとはいえない原因の一つかと思われます。

私の中では、のんびり温厚な人が多い分打算的ではなく、信頼し合えればいい関係を築けるのがマレー系だと思います。ただ、悪い意味でゆるくて日本では考えられないレベルでいい加減な人もいるのもマレー系なので、その辺は注意ですね。

次回は中華系について書こうと思います!