【歴史は繰り返す】日本もかつては今の東南アジアのようだった?
こんにちは、なぐもさむです。
■私の履歴書
日経新聞の朝刊裏面のド定番と言ったら『私の履歴書』。
ぶっちゃけ多くの人は自慢話系が多くて微妙なのですが、確かに時々すごく読み応えある時はあるんですよね。
今月はニトリ社長の似鳥昭雄さん。まさにどんぴしゃな感じで話題になっているようです。
日本の実家にいた頃は日経新聞読んでましたが、今はマレーシアなので高くて
上記のまとめ記事を見ただけですが、これはぜひ読んでみたいなぁ。自慢話の匂いはしないどころか、かなりかっこ悪い事やグレーゾーンな事ばかりで、これで本当にご本人はOKなんでしょうか?と思ってしまいます。読み手としては、それがいいんですけどね!
■どこかで見た世界
ただこれを読む限りだと、グレーゾーンな仕事や泥臭い仕事も厭わずにやってきて、その結果成功して今日があるのでしょう。単にヤミ米販売をしたというのでさえグレーですが、受験した高校の校長に売ったような事を書いちゃっていいんでしょうか(汗)
さらにスナックでお金の取り立てやら教授の弱み握ったりだとか。。。
私も日本にいた頃なら「この会社コンプライアンスとか大丈夫かよwww」と思ったでしょうが、今はまったくそんなことを感じなくなりました。
なぜなら、マレーシアにいるから、これと似たような世界を見ているのです。
私が勤務するようなグローバル企業だと、コンプライアンス研修みたいなのを勤務時間使って受講させられたりします。日系企業なんかも日本の本社がうるさいようですね。
しかしローカル友人が勤務するローカル企業だと、「コンプライアンス?なにそれおいしいの?」と言った感じです。なぜなら、そもそもコンプライアンスを遵守しているようだと仕事もうまく進まないのが現状なのです。
東南アジアの多くの国において、仕事でネックとなる事の一つが警察や役所関係です。彼らは色々と理由をつけては仕事を進めないのですが、そんな彼らを早く動かすのが『手数料』をあげること。要はワイロです。
彼らは本当に手数料が大好き。まぁ給料が安いので、それがないと生活が厳しいという面もあるんですけどね。でもホントにワイロで色々な事がどうにかなるみたい。色々話は聞きましたが、ちょっと公には書けないレベルです。。。
(それが当たり前の中、東南アジアで唯一汚職を厳しく取り締まったのがシンガポール、というか先日亡くなったリー・クアンユーは本当にすごいと思います。)
■グレーが許される環境
ただ、これは見方を変えると、やり方次第でビジネスを大きくかつスムーズに進める事が可能なわけですね。そして周りに先んじてビジネスを行う事で、先行者利益も得ることができます。そういう人たちがたくさんいたら、ビジネスはどんどんと大きくなっていくことでしょう。
似鳥社長が育った時代も、まさに高度成長期。まだきれい事じゃない部分で世の中が動いていた時代なのでしょうね。
そんなマレーシアも成長が落ち着き、シンガポールのように法律が遵守されるような社会になる日が来るのでしょうか。おもしろみはないでしょうが、先進国入りを目指すならそうならないといけないわけですよね。
「だます」のか「ビジネス」なのか。
こんにちは、なぐもさむです。
■これ安すぎじゃね?
この前の週末、よく会う華人の友人数人とお茶している時のこと。
「iPhone5使ってないでしょ?ならRM500で俺に売ってくれない?姪っ子が欲しがっていてさぁ。他の友達はRM300で売ってくれたよ!」とその中の一人に言われました。
私はiPhone6を使っているので、前使っていたiPhone5は現在宙に浮いている状態です。色は白で32GB。マレーシアで買ったので、もちろんSIMフリーになります。
当然彼はその事を知っているので、私にこんな事を言ってきたわけです。
確かに自分も近いうちに売ろうかどうしようか考えてたところでした。でも、本当にその値段でいいのか?と思ったので、話しながらiPhoneでオークションサイトで調べてみましたが。。。
iPhone5なら、32GBでもだいたいRM1000くらい、16GBでもRM700でした。とすると、買取業者に持っていってもRM500-700くらいでしょうか。法外な安さではないけど、それならオークションで売った方がベターだよなぁ。。。
妥当な価格でもその場では保留するつもりだったし、日本から家族が来たときに使ってもらうから必要って事で断りました。それでも粘ってきたから、よっぽどこれで売ってお金儲けしたかったんでしょうね。基本いいヤツなんですが、外国人だから相場分からないだろうし安く買おうという感じもあったのは、正直いい気分ではありませんね。しかも手口としては杜撰だし(笑)
■外国人価格?
でも、こういうのってだますわけじゃない、割と普通の感覚でやっているのかもしれません。まだこの国は、観光地の入場券は外国人価格が大っぴらにまかり通っています。かの有名なツインタワーの展望台ですが、ローカルの大人はRM26.50、外国人の大人はRM84.80になります。3倍以上も違うわけです。外国人は日本円で¥2000以上だから、東京スカイツリーとほぼ同じな法外な価格ですね。
また、マレーシアで最初と次の部屋を探す時に知り合いの華人のエージェントに頼みましたけど、コミッションがローカルの3倍以上取られてましたね。家賃も相場よりRM300くらい多めでした。知り合いだから安心していましたが、間違いなく大家ともグルだったんでしょうね。。。今は相場が分かりましたから大丈夫ですが、当時はそれを知らないで当たり前のように払ってました。
まぁ確かに日本とマレーシアではまだ大きく所得格差があります。世界がフラットになりつつあるとはいえ、先進国の人間というだけでお金を持っているのは事実です。安く仕入れて高く売る、そして金を持っている人間から稼ぐのがビジネスといえばそうなわけですが、友人関係にもそれを持ち込むなんて!と思うのは、私もまだまだお人好しな日本人なんでしょうね。
ただ、それはスモールビジネスを多くの人がやっているのが当たり前とも言えるわけです。だまされた!なんて思うよりも、せっかくだからこの環境を生かして勉強してみたいですね。
クアラルンプールの週末って、日本の郊外みたいな感じ?
こんにちは、なぐもさむです。
この週末、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
エアアジアの地元ですから、週末小旅行で海外に行くのも全然普通にできるのがマレーシアですが、私はクアラルンプールの我が家で地味に過ごしております。
平日より時間が取れる分、週末は多くの人が買い物に出かけることが多いでしょう。私もウィンドウショッピング含めて大好きな方です。
今まで散々書いてきましたが、このマレーシアは超車社会です。車がないと仕事に行くのもかなり不便なのが通常です。
そんなわけですから、週末のショッピングももちろん車で出かけることになります。
買い物に行くとしても、駅前の商店街みたいなのはまったくないです。商店が集まるショップロットと言われるエリアはありますが、集まるのはもっぱらレストラン、あとはコンビニや小規模商店みたいなのくらいです。もちろん車じゃないと不便な場所にあるのがほとんどです。
やはりほとんどの人が出かけるのがショッピングモール。クアラルンプールの中心部にもPavilionやKLCCと言った外国人観光客向けモールもありますが、郊外の地元向けモールはホントに大きなモールだらけ!Mid ValleyとOne Utamaあたりが一番大きなメジャーどころですが、それ以外にも中小規模なモールも含めてたくさんあります。Tropicana City MallとかThe Curveとか。。。
でもこれだけたくさんあるので、明らかに供給過剰です。Mid ValleyやOne Utama以外だと、空きテナントがあるのはそれほど珍しくないです。それどころか、幹線道路沿いじゃないなど立地が良くない小規模モールだと、テナントもほとんど撤退した開店休業状態のモールも見られるようになってきました。商売を考えたら、テナントも人が集まるモールに出店したいでしょうからね。
そんなMid ValleyやOne Utamaだと、週末は人がたくさん集まるし、周りの道路は渋滞がひどくなるし、駐車場も探すのが大変なくらい。ちょっと買い物やお茶したり、映画見たりするのもこのあたりのモールに行けばだいたいどうにかなります。
そう、これがまさに日本の郊外のイオンモールあたりで見られる光景と同じような事になっているのです。
まさか自分も日本を出たらマイルドヤンキーな生活を送ることになるとは思いもしませんでしたが、車が無くて週末出かけるのも大変だった頃を思うと、それでも生活が充実するならまぁいいかというところではあります(笑)
ついにマレーシアにも消費税!今日からGSTスタート!
こんにちは、なぐもさむです。
まさにタイトル通り、今日からマレーシアもGSTがスタートしました。本当は2011年からの予定だったらしいですが、ここまでずれ込むのも相変わらずですね。(笑)
日本は3%からのスタートでしたが、マレーシアはいきなり6%からスタート。6%だとかなり値段が違いますよね。。。(´・ω・`)
ただ日本と違うのは、全品目が課税対象ではない事。ざっくりいうと、生活必需品的な物は非課税だったりするようです。
例えば、米や肉や野菜なんかは非課税です。(課税されたって元々安いですが。。。)
しかし、お菓子や牛乳などは課税対象になるようです。牛乳あたりは非課税にしてほしいと思うのですが、元々牛乳はあまり飲まれないし、オーストラリアあたりからの輸入物が中心ですからしかたないのかなぁ。
このように課税対象が一律でないのは混乱を招くだろうと思ったら、これも案の定直前になって課税対象外の項目が追加されたようです。
食品同様に、医薬品や書籍は種類によって課税かどうか変わるんですから、これは間違いなく揉めますよね。
ただ、免税だったとしても油断はなりません。日本でも便乗値上げとかありましたもんね。公共交通機関は免税のはずなのですが。。。
タクシーに至っては最低でも20%の値上げですよ。元々運賃安いし、ドライバーの生活のためというのももっともではあるんですけどね。。。
こんな状態ですから、今後は今までと比べて値段がどうなるかはまったくわけがわかりません。半年くらいはこういう混乱が続くのかもしれません。
この国でGSTの課税対象か対象外かについて問題が把握している人はいるのでしょうか?
・・・絶対に一人もいないと思う。(汗)
通販は便利!でも荷物を受け取るのに色々と不便な事も。
こんにちは、なぐもさむです。
日本にいた時は、買い物は全然不便しなかったですね。ただでさえ東京だから物がたくさんあるのに、Amazonで安く買いかつ家まで配達もしてもらえるんですから。
でも、その利便性を支えるのは物流の基盤があってこそ。注文してすぐに配達してくれる迅速さがあり、正確に送り主のところへ届けてくれるんですから。日本にいたときは、当たり前のように思ってました。
しかし、日本を出るとそうもいかないですね。先日通販で注文したものをEMS(国際スピード郵便)で日本から配達してもらいました。日本からクアラルンプールまでたったの3日程度。これは本当に早いですね!
が、問題はここから。EMSだからすぐに自宅に届けてくれます。しかし、平日の昼間に自分が部屋にいるわけがありません。ここで日本なら再配達を依頼したら、その時間に届けてくれるわけです。
しかし、そもそも再配達すらしてくれませんので、郵便局に引き取りに行くしかありません。ところが、郵便局が開いてるのが平日8:30-16:30と土曜の午前中のみ。前の家近くの郵便局なら、平日は夜8時まで、土日も午前中は営業してたのに。。。3日で配達されても、更に郵便局で3日保管されるわけですから、イマイチスピード感がないような。
このように、マレーシアの物流は日本と比べたらいいとはいえません。その分、もし通販を使うのなら、送料は高めのプランを使った方が確実でしょうね。EMSや民間ならDHLやFedexとか。以前送料安いプランを使ったら、クアラルンプールの空港で放置されたのか、家に届くまで一ヶ月以上かかったこともあります。これも無くならなかった分マシかもしれませんけどね。
あと、日本のヤマト運輸もクアラルンプールに支店がありますので、たまに見慣れたTA-Q-BINのトラックが走ってるのを見かけます。自分がクアラルンプールに引っ越す際にも、ダンボール一箱だけ留学宅急便で届けました。ここは日本ならではの時間指定もできますし、配達前日にリマインドの電話もくれたり、ほぼ日本と変わらないです。
ただ、従業員をここまで教育するのはすごく大変なはず。日本人ほど勤勉でスピーディーに動いてくれないでしょうから、日本でやるよりずっと大変でしょう。その努力には心から敬意を表したいと思います。
あと、郵便も同じですね!特に普通郵便は無くなる事もしばしばだとか。。。
必要な物がそれを求める人に流通するには、物流がしっかりする必要があります。やっぱり、国の発展には物流がしっかりしないとダメなのを実感しますね。
マレーシアならいつでも泳げる!でも本当は当たり前じゃないんです。
こんにちは、なぐもさむです。
日本にいた頃は、マレーシアなど南国は年中暖かいからいつでも泳げて羨ましい!なんて思ってました。でも実際は、新居はプールがキレイなのでちょくちょく泳げるにもかかわらず、日常の雑務や諸々をこなしていたら、思ったほど泳げてないのが実情です。エクササイズにもなるんだし、意識して泳ぐ時間を作らないとダメかなぁ。(゜_゜)
■プールが少ないマレーシア?
マレーシアに来て思ったのは、プールが思ったほど見かけないって事。コンドミニアムのたぐいはたいていプールありますけど、外の公共エリアだとホント少ないですね。公営プールみたいなのはほとんどないですし、あまり泳いでる人もいません。まして遊園地みたいな大規模プールはもっと少ないです。学校でプールがあるのは、お金持ちが通うインター校みたいなところくらいだとか。
その疑問をローカルの人にぶつけてみました。そもそも、プールを作って維持するだけのお金があるのはお金持ちの学校くらい。だから元々プールが少ないゆえに泳げない人は結構いる。よって需要は少ないから、外国人向けのコンドミニアムくらいしかプールがないという図式になるようです。(´・ω・`)
■宗教的な問題も
うちのプールや外のプールで見ても、泳いでいる人は男性のほうが圧倒的に多いと思います。男性なら外国人じゃなくても泳ぐ人はそれなりにいるようですね。
しかし、女性はあまりいないです。いてもほとんどが外国人。マレーシア人だとほとんど泳いでるのを見たことがないです。
この疑問もローカルの人にぶつけてみました。この国はイスラム教徒が多数派ですから、彼らは基本的に肌を露出する服装は着ません。特に女性だと頭にヒジャブを巻いてますから、ますます露出はできません。だから水着なんてもってのほからしいですね。
また私達日本人に一番習慣が近い華人ですら、女性が泳ぐのはあまり見かけません。これは単純に肌を晒したくないという、シャイな国民性から来るようですね。
だからビーチに行くと、ヒジャブを巻いて下はTシャツなどで波とたわむれるような感じで遊んでるマレー系の女の子たちはみかけますが、海に入るときもシャツを来たままです。それどころか、中東あたりの保守的な地域に多い、全身真っ黒で目しか見えない格好で波とたわむれる女性も一度だけ見たことがあります。(゚д゚)それだとあまり楽しめないような。。。と思うのは、日本人だからでしょうかねぇ。
泳ぐにはうってつけの気候なのに、もったいないなぁ。
クアラルンプールで美味しい豚肉が食べたい!
こんにちは、なぐもさむです。
マレーシアはムスリムの国。当然豚肉はあまり大っぴらには売られていません。
スーパーでも隅っこの方にあるノンハラルフードのコーナーに行かないと買えないのです。(´・ω・`)
しかしマレーシアはたくさん華人がいますし、彼らは豚肉が大好き。むしろ宗教上の理由等で牛肉を食べない華人に会うことも時々あるくらいです。
だけど、スーパーの肉はブロック肉や骨付き肉とかばかり。あとはひき肉にベーコンやソーセージ。日本のスーパーみたいに薄切りされたスライス肉は滅多に見かけません。
でもクアラルンプールなら大丈夫!しゃぶしゃぶ用の極薄な薄切り肉や生姜焼き向けの薄切り肉。カレーや角煮向けのブロック肉などが買えて、しかも新鮮で美味しいんです!ずっと噂には聞いてましたが、やっと今回挑戦することができました。
その場所があるのは、Taman Tun Dr. Ismal。通称TTDIというエリアにあるマーケットです。One Utamaとかに近いエリア、といえば場所のイメージがつきやすいでしょうか。KLの中心部から西に向かった郊外のエリアになります。(Google Mapでは、"Taman Tun Wet Market"で検索されます!)
マーケットと言っても、東京の築地市場みたいなプロ向けの本格的な市場というより、地元の人向けの市場になります。豚肉のお店が集まるのは、地上階にある駐車場の奥ですね。隔離されたエリアですが、朝からたくさんの日本人が集まってます。
なんと言っても、ここは日本人好みのカットをやってくれるのが大きいです。Shabu Shabu とかShogayaki とかKakuniでオーダーしてカットしてくれるのはびっくり!オーダーはカウンターにあるメモ用紙に記入して近くのかごに入れたら、写真右側にいるTatooをしたワイルドなお兄さんがカットしてくれます。
ちなみにこの時は朝8時過ぎでしたが、すでにこれだけ人が集まってます。だから朝早めに行かないと結構待たされるでしょうね。営業は昼12時までですが、遅い時間だと売り切れの可能性もありうるかも?
さっそくこの週末はこの豚肉で料理してみました。カレー用ブロック肉を使ったポークカレーに、しゃぶしゃぶ肉を使った肉じゃが。
どちらも甘みがあってジューシーで美味しい豚肉!市場ならではの、スーパーで買えるレベルの豚肉じゃないですね。
これはもうリピート確実。自宅から車で30分くらいかかりますが、これだけ美味しければまとめ買いしてストックしておきたいレベル。週末早起きして、ドライブがてら買い物に行ってみてはいかがでしょう?保冷できるようクーラーボックスを持っていくのをお忘れなく!